塵も積もれば粗大ゴミ

世に出すには憚られる好奇心の産物の廃棄場

ありえないからIFである

どうしてもこれの詳細を吐き出したかった
あの一瞬で想定外の大きな世界観が生み出されてしまったのだ
これを自分の中だけで留めておくにはもったいない
しかし、このツイートからわかる通り、内容は非常に卑猥なものである
人によってはかなり反感を抱くと思うので、「無理だ」と思ったら即読むのをやめて欲しい、その方がお互いのタメになる





































少し前に、「女は結局ヤった男に惚れる」みたいな内容のマンガの1ページのようなものが炎上していたという記憶がふと蘇った
この内容自体は、現代人類の生態からして「んなアホな」で済ますことのできる内容だが、ここで思ってしまったのだ

「もしそんな世界が存在したらこの世界とはどう違うんだろう?」と

最初に「女」の定義だけ明確にしておく
ここで指す「女性」は「染色体XX保有者」、つまり「生物学的、肉体的な意味での女性」を指す

まず思いついたのが性風俗産業の存在だ
仕事の度にいちいち客に惚れてなどいたら、仕事にならないし働き手の精神への負担がとんでもないことになってしまう
よって、我々の住む世界と同じような形態では存在し得ない
しかしながら、このIF世界と我々の現実世界との差異は「女性が性交にて惚れるか否か」という項目のみであり、性欲の度合い等はこの世界と変わらないという仮定である
性欲の発散など、様々な道具が発明されている以上容易に行えるが、よく人々が口にする「人肌恋しい」という感覚を伴う性欲の場合どのようになるのだろうか
おそらく、現実世界における「風俗嬢」は男性に置き換わるのではないだろうか?
どうしても人間と行為を無したい、しかしながら惚れられるのは嫌だ、そういった願望を果たすなら、そうする以外無いと思うのだ
そして、おそらくその影響により、現実世界と比較すると、この世界では同性愛等のセクシャルマイノリティへの偏見が少ないものとなるのではないだろうか
完全にこれは副産物だが、「ヘテロこそ至高」といった現実世界と比較して、このような文化が構築された世界では、そもそもの「抵抗」の度合いが違うと思うのだ

しかし、そういった世界でも「男とは嫌だ」という男性も間違いなく存在はするだろう
そういった場合様々な「道具」に頼るしかない
その場合、それはどのような進化を遂げているだろうか
まず一つ、道具の中でもAV、これは産業として成り立つのだろうか
これはおそらくYESだ、しかし、当然範囲は狭まるだろう
現実世界におけるAVは1人の女優に対して、作品によって相手が変わるが、おそらくこれは相手が固定になる
そうでなくば、精神への負担が大変なことになってしまう
そして、1人の女優が多数の相手をするタイプの作品も、現実世界と比較すると非常に少ないものとなるだろう
「多数の人間へ同時に好意を持っている」状態に耐えられる女優のみが、「多数の固定されたメンバー」とのみそういった系統の作品を制作することができるだろう
そもそも、現実世界のように「制作会社が存在し、そこに女優が所属し、作品を制作する」といった形にはなりにくいと思うのだ
このIF世界ではどちらかというと「性交を公開したい、あるいはコンテンツ化したいカップルが自由に制作する(あるいはそれを取りまとめ商業化する会社は挟まるかもしれない)」という形になるのではないだろうか
こういった世界ではアダルトコンテンツとして、そういった動画専用の動画投稿サイト等が盛んになっているかもしれない
そして他の道具に言及しよう
具体的な名称は避けるが、穴の空いたアレ等、おそらくこういった道具は現実世界のそれよりも、よりリアルに、より生身の人体に近く、といったふうな発展を遂げているのではないだろうか
いかんせん生身の人間との性交の実践のハードルが高いのだ、ならば代替品のクオリティをより高くしようといった思考には当然なるだろう
例えばより肌触りが人間に近くなったり、人間に近い温度が保たれるシステムであったり、そういったものが普及しているのだろう

そして著しく影響が出るものとして「性犯罪」も挙げられる
付き纏い、軽度の痴漢等においては、おそらく現実世界と扱いはさほど変わらないか、あるいは多少罪が重くなる程度ではないだろうか
だがしかし、「強制性交」、これの扱いが難しい
何せやられたら惚れてしまう世界である、完全なる敗北だ
おそらくこの世界では罪の重さ、刑の重さもかなり違い、現実世界と比べると非常に重いものとなるだろうというのは予想されるのだが、こんな疑問もあるのだ
「それ、立件される?」
加害者に惚れてしまった状態でそれを事件として立件させられるか、非常に難しい問題である
仮にそれが立件されるとしても、その相手に冷めた、愛想を尽かした時ではないか?
しかし、そうなる頃にはそれなりの時間が経っているだろうし、その証拠を揃える事も困難だ
「事件の証明」がほぼ不可能なのだ
加えて、証明が不可能ながらも被害者の証言のみでそれを受理してしまった場合、当然その悪用も考えられる
円満な交際により関係を持った相手であっても、気に食わない等といった感情が発生してしまった場合、報復として相手を犯罪者として仕立て上げるといった事は考えられなくもない
ただでさえ現実世界でも痴漢を取り巻く環境は厄介極まりないのに、この世界では更に厄介な要素が加わってしまい、性犯罪が非常にややこしいものになってしまうのではないだろうか



ひとまず勢いに任せて書けるのはここまでだ
また何か思い出したりした場合は都度追記していきたいと考えている