塵も積もれば粗大ゴミ

世に出すには憚られる好奇心の産物の廃棄場

いつか見た夢

そろそろ躁も何とかなってきたので、リハビリがてら、1ヶ月ほど前に見た夢の内容でも語ろうかと思う
かなりの胸糞要素を含むので、自衛の方をお願いしたい

https://twitter.com/meat_rice_fish/status/1028416105885233152?s=19



主人公はとある少年
都市から舞台であるとある田舎町に引っ越してきた
年の頃は中学1年生ぐらいだろうか
4月の新学期から転入し、ただ平穏に、楽しく、級友と過ごしていた
この町の人々は皆親切で、男女問わず、少年には友人が増えて行った
とは言っても、そもそも生徒の数が少ないのだ
クラス全員、10人が皆友達
そんな世界で少年は過ごしていたのだ

それから夏休みに入った
そこで、少年は「代々伝わるお清めの祭り」がある事を友人らから知らされた
どうやら少年自身もそのお清めの参加対象らしい
「絶対に負けないからな!俺達の力を見せてやる!」
「こっちこそ!負けないわよ!」
友人らの口ぶりからして、「何かゲームみたいお祭りなのかな?」と、少年は一人心を踊らせていた

さて、いよいよお祭りの日当日である
少年らは皆、学校で使う「運動着」に着替え、大きな洞穴のような場所に連れてこられ、そして外から大人達に鍵をかけられた
少年はそわそわしていた
何せここで何が行われるかわからない
ここはただの洞穴で、正面には女子5名が正座して1列に並んでおり、また少年ら男子も、それに相対するように1列に正座して座っていた
そして、否応なしに目に入る「何か人一人がギリギリ通れる狭くて深そうな斜めの穴」が少年の心をざわつかせていた
「そろそろ、いいだろう」
一際体格の大きい、誕生日の一番早い少年がそう切り出した
すると皆、戦意の現れのような言葉を吐きながら服を脱ぎ出したのだ
「男子なんかには絶対に負けないんだから!」
「俺達をナメるなよ?絶対に目にもの言わせてやる」
少年は混乱した
皆全裸になっているのだ
「おい、〇〇、準備できてないのはお前だけだぞ?それとも、『今年は僕』だっていう意思の現われか?」
何となく、少年は察してしまった
そして少年も仕方なく、服を脱いだ
「それじゃ、みんな準備出来たみたいだし、始まりね!」
ゴーン、と、何か大きな鐘のような音が鳴り響いた気がした
そしてその音と同時に、少年の知る「友人ら」は、彼の知る「友人ら」ではなくなっていた
明らかに血走った目
ただ凶暴に女子に襲いかかる男子
それに対し手段を問わず反撃する女子
一対一、一対多数手段を問わず、争い合う、少年を除いた9名
血液、それ以外の体液問わずその場に飛び散り、地面はどんどん足場が悪くなっている
少年は怯えていた
目の前のその惨状だけでなく、幻覚、いや、あるいは「ホンモノ」の何かが少年には見えてしまっていた
最初に見えていたあの「穴」、そこから声が聞こえるのだ
「今年の贄はお前になるぞ。このままではお前になるぞ」
幾度となく響く声、そして不気味に少年を取り巻く仄暗い煙のような何か
そしてその煙のような何かは、やはり不気味に微笑んでいる

その時、少年は気付いた
少年にとって一番の親友と言える存在が、複数の女子に襲われ危機に瀕している事に
おぞましい幻覚はまだ続いている
恐怖で頭が支配されている
このままでは『喰われる』
少年は恐怖を抱えながらも叫び、その女子らに向かっていき、そして親友に跨る女子を引き剥がした

ゴーン、と、またあの鐘が鳴り響くような音が鳴り響いた気がした
先程までの、まるで「獣」としか言えなかった級友らは、それが嘘であったかのように落ち着きを見せた
そして、リーダー格である、最初に準備を促したあの体格の大きな少年が、真っ青な顔をして震えている少年に目を向けて、こう言ったのだ
「そうか、今年はお前か」

服を着た少年らはバスで役所まで運ばれた
少年だけ前の席に隔離され、級友らは皆後部座席に固まっていた
まるでその少年だけ「違うもの」であるかのように、隔離されていた
役所に着くと、神社の偉い人が出てきた
「おや、今年はこの子ですか」
少年は差し出される
しかし、それに対する返事を遮る声があった
「いいえ、違います。僕です」
それは他でもない、少年の親友だった。
その声を聞き取り、神社の人は「そうですか。なら、こっちに来なさい。」と言い、彼をどこかに連れ去って行った

あれから数時間
少年は祈っていた
「どうか彼に何もありませんように」と
あの幻覚といい、嫌な予感といい、不吉な気配しかしないのだ
すると、神社の人はいくつかの長方形の缶を持ち、こちらへやってきたのだ
「彼は立派にやり遂げましたよ」
その言葉と共に、少年はその缶を渡された
ずっしりとした重さを感じた
「君には是非、彼の姿を見て欲しいよ。さ、缶を開けてご覧」
その缶の中には、明らかに血で滲んだ、最中のような生地に包まれた「それ」が入っていた



と、ここで自分は目を覚ました
正直言ってこの日の夢見は最悪だった
もう1つに関しては今でこそ記憶がかなり不明瞭になっているが、このような作品を2本連続見せられたような気分、と言えば、理解してくれる人はいるだろうか

と、書くのに憚られるという事で隔離用ブログに書く夢の話はここまで
また何か、また堂々と語れないお話の時にこちらを訪れましょう